子どもなのに老眼?!ピント調節機能を鍛える②フリッパーレンズ

このコラムは
ピント調節機能を鍛える①の続きです!
ピント調節機能って?うまく働かないと何が困るの?という方は前のコラムをご覧ください!
ピント調節機能のトレーニング
キャッチボールやサッカーなど、自然に遠く↔︎近くへ視点を切り替える活動も良いのですが、
今回はトレーニンググッズをご紹介します!
●フリッパーレンズ(Accommodative Flippers)
様々な度数がありますがよく使われるのは±2.00Dです。
*±2.00Dの適応年齢は小学生〜40歳頃まで
BERNELL製 Accommodative Flippers
●その他のトレーニング方法
詳細はまたの機会にご紹介します!
・ロックチャート(Rock Chart)
・プッシュアップ&プルアウェイ
■(Push-Up and Pull-Away) など
フリッパーレンズの使い方(ご家庭編)
用意するもの:フリッパーレンズ 本や教科書
①下のレンズを使って本の小さい文字を見る
■(持ち手が横になるように構える)
②文字がはっきり見えたら
■すぐに上のレンズに切り替える
■(スライドするか回転させて入れ替える)
③文字がはっきり見えたら元のレンズに戻る
①〜③を何度も繰り返し、
1分間にできるだけ多くピント調節をします。
1分間あたりの目安
もちろん多く行えるとより良いですが、特に目安より少ない場合は日々継続することをお勧めします。
度数±2.00Dの場合
● 小学生低学年:3〜4往復程度
● 小学生高学年:5〜6往復程度
● 中 学 生:7〜10往復程度
● 高校生以上:10〜13往復程度
● 30歳〜40歳:8~10往復未満
参考:Jimenez et al.,2003 | Pandian et al., 2006 | Sxheiman et al.,2019他
*ご家庭向けのトレーニング方法です。
より詳しい調節機能の評価やトレーニング指導をされたい方は、ビジョンアセスメント協会が主催する
ビジョンアセスメントトレーナー認定講座をご受講ください
気をつけたいこと
一時的に低下したピント調節機能を鍛えることは可能ですが、年齢相応に低下した調節機能(老眼など)は回復させることはできないとされているので注意が必要です。
また、ピントを合わせる時に体を緊張させないよう、適度にリラックスして行います!
トレーニンググッズでコツを掴んだら、
実際の学習場面やスポーツ場面に置き換えたメニューに移行していきます。
*近視・乱視・遠視をそのままにしていると、調節機能が働きづらくなります。
トレーニングの効果が得づらかったり、逆に不調を招くことがあるため、気になる場合は専門の方に相談することをお勧めします!
どこで手に入るの?
アメリカのビジョントレーニンググッズ
BERNELL®︎ 製品のお取り扱いがございます!
ご希望の方は以下リンクよりご確認ください♪
(その他のグッズもカタログ閲覧が可能です)
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