眼が覚える?!記憶力を鍛えるビジョントレーニング

記憶力のトレーニングと聞くと
大人向けのトレーニングを
想像するかもしれませんが

実は、見て覚えることが苦手な子どもたち
もいます。

 

例えば

板書を一文字ずつ書き写している
ノートやメモを書いたばかりなのに
内容が思い出せない
 
ついさっき見たはずの
テキストの内容を忘れてしまう
遊びの中でルールがころころ変わる

など、気になる様子はありませんか?

 

少しの間、映像情報が残ります!

私たちは
見て(視覚)ー考えて(脳)ー行動する(身体)際に

見た情報を一時的に保管することで

 

🌱 どんなものか(色・形・大きさなど)
🌱 どこにあるのか(距離感・位置関係)
🌱 何を見ているのか(記憶のすり合わせ)

 

などの情報を処理・判断しています。
(ワーキングメモリを含む)

 

見て覚えるのが苦手なケースでは

一時的に保管した情報を
うまく活用できていない場合や

新しく覚えるための脳の活動(連携)が
うまく行えていない場合もあります。

 

*視覚情報の処理・判断や記憶については
 仕組みが複雑なため簡潔に記載しています。

 

特に成長期の子どもたちは

見る(視覚)と
考える・覚える(脳)の連携がうまくいかないと

新しい経験の蓄積が十分にできず
経験則に基づいた判断が
難しくなってしまいます。

 

こんなトレーニングがおすすめ!

見て覚えるトレーニングの1つに
キオクドット
があります。

(45秒から再生が始まります)

 

【練習問題】

 

 

①画面に図形が一瞬映るので見て覚えます。

②すぐに描き写さず
短くても5秒以上待ってから回答します。

頑張って思い出しながら
同じ図形を
トレーニング用紙などに
描き出してください!

 

 

間違えることなく
同じ図形を描けましたか?

 

慣れてきたら時間を30秒以上にしたり
途中で別の作業や会話を混ぜてみるなど
難易度をあげていきましょう!

問題集のダウンロードはこちら

(ビジョンアセスメント協会のHPに移動します)

 

板書なども同様に、
すぐに書き写さず、まずは2文字〜1単語を
まとめて書き出す様にすると
トレーニングになります!

*取り組む際は本人や学校の先生と
よく相談してくださいね!

 

図形や文字が歪む、ノートや黒板が見づらい場合は・・・

もしかすると
うまくかけない理由が
隠れているかもしれません!

 

例えば

実は近視がある
ピントの切り替えが苦手 などの眼の状態や

眼のズレ(斜位)という眼の状態が

影響しているかもしれません。

*眼のズレ(斜位)についての記事はこちら

 

「よく見なさい!」と注意する前に

眼の機能を上手に使う準備は整っているか、
チェックをすることが望ましいですね!

 

VTBaseでは
視機能チェックのみも行っています!

子どもの様子やご自身の状態で
気になることがある方は

VTBaseやツァイスビジョンセンター
お気軽にお問い合わせください!

 

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VTBaseFUKUOKA

近森匡真