【コラム】視力Aでも安心できない?!スポーツ編
先日のコラムにて
最近の学校の視力検査は
0.3 / 0.7 / 1.0 の3つの視標のみで
検査しており
1.0より上は測らない場合があることを
お伝えしました。
▶︎以前の記事:
◆視力Aでも安心できない?!勉強編
しかし、
視機能の視点から考えると
部活や習い事で
サッカー・野球・バスケ・卓球などの
スポーツをしている場合や
将来スポーツをさせたい場合は
もう少し詳しいチェックをおすすめします。
海外では
スポーツに必要な視力は
左右の眼が、それぞれ1.2〜1.5以上
(正確には1.25以上)
と言われており、
達していない人は
眼鏡やコンタクトレンズで
適切に矯正することが推奨されています。
遠方の静止視力(いわゆる視力)が良い人は
● 動体視力
● 眼球運動の精度
● 周辺視野の広さ
● 瞬間視
● コントラスト感度
◆ (細かい変化を見分ける力)
などの
スポーツに必要な視覚情報の
成績が高いことが報告されています。
加えて、
右眼・左眼それぞれの視力が良いことは
両眼視機能(両眼で同時にみる力)に影響し
距離認識(深視力)や
空間把握力の向上にも繋がります。
また、視覚は
バランス能力やフォームの安定性
パフォーマンスの精度などにも影響します。
学習やスポーツ中は
90%以上の情報を視覚から得ていると
されています。
見えづらさは
頑張って見ようとしたり
他の感覚で代償しようとすることで
余分な努力・緊張が生まれ
さらにパフォーマンスを低下させる可能性も
あります。
視力検査がA判定であっても
こんなサインがあったら
検査を受けることをお勧めします!
◎ 目を細めて見ようとする
◎ 日によって見え方が違うと訴える
◎ 左右の見え方が違うと訴える
◎ ボールや相手の距離感が掴みづらい
◎ パスを出す強さに迷う
◎ 判断が遅い
◎ 悩みがあり色々なトレーニング方法に
◆挑戦したがあまり変化を感じられない
など
この機会に改めて子どもたちの様子を
観察いただけると幸いです。
▶︎勉強編の記事はこちら
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