“漢字やひらがなが覚えられない”を鍛える!遠近感との関係とは?
6月になり、今年の視力検査の結果が手元に届く頃ではないでしょうか。
Aの方は一安心ですね!
B , C , Dの方は早めの相談がお勧めです。
さて、視力は良いはずなのに
● 板書が遅い
● 漢字やひらがなが覚えられない
● 書き順や文字のバランスがおかしい
● 図形の問題が苦手
などの困りごとはありませんか?
出来るまで
ひたすら書き写す練習は効率が悪く、
また、“よく見なさい”という指導は時代遅れでナンセンスだと言われています!
※視力低下は2〜6ヶ月分の学力低下を招く可能性があると報告されています。
視力と勉強のコラムはこちら
視力とスポーツのコラムはこちら
文字や図形が苦手な理由
視力が良いのに(適切に矯正済の方も含む)
なかなか覚えられなかったり
へんや、つくりのバランスが崩れる要因として
● 遠近感がうまく掴めているか
● 思い通りに身体が動かせているか
などが関係している場合があります。
文字や図形の認識は
遠近感(空間認識)をもとに発達することが知られており、
そのためには
両眼が同時にバランスよく使えること(両眼視)
がとても大切です。
両眼視の上手さには
利き目や眼球運動(輻輳・開散)に加えて
95%以上の人が持っている両眼の向きのズレ(斜位)が影響していることもあります!
斜位のタイプと特徴の例はこちら
内斜位
・自分から離れるものが苦手
・ボールはキャッチ(受ける側)が得意
外斜位
・自分に近づいてくるものが苦手
・ボールは投げる側(蹴る側)が得意
上下斜位
・距離認識が全体的に苦手
・球技系の活動を苦手とする子も多い
内斜位+上下斜位などの組み合わせもあり、
スポーツでは作戦の組み立てにも関係します。
参考記事:
トヨタ自動車硬式野球部の視機能チェックの様子
なぜ運動なの?
もちろん指先の器用さも関係しますが、
実は、私たちは
眼で見た遠近感が本当に正しいのかを
実際に身体を動かしながら確認しています。
思い通りに体を動かせないと
視覚情報との答え合わせがうまく行かず
遠近感が苦手になってしまいます。
(視覚-他感覚の統合)
海外の研究でも
距離認識の発達は身体イメージが密接に関わっていると報告されています(Karen E. Adolph 2000)
どうしたらいいの?
よく、文字が苦手な子のために
図形などの空間認識を鍛えるプリントを見かけます。
しかし、
発達の順番から考えると
プリントなどの平面の空間認識の前に
運動場面での距離認識をクリアしておく必要があります。
距離感を鍛えるには
◎ 正確な感覚情報が得られる環境づくり
◆ (視覚情報・身体の感覚など)
◎ 色々な種類の運動経験をすること
の両方が重要です!
まずはご自身の視覚機能や
視覚を支える身体機能の状態チェック
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